KBJ: Hyper Cyber City 2080 は、近未来(2080年)のKBJ City (Kokubunji City)を舞台にした仮想のSci-fi系アニメ (実在しません) をイメージした、5曲からなる曲集です。
ストーリー
西暦2050年。インド,中国の台頭により,日本はアジアにおけるポジションを大きく低下させることを余儀なくされていた。
しかし,円の通貨価値はゆるぎなく,欧米,アジア諸国に通貨危機が訪れた際にも,その通貨価値を下げることなく,円高をキープしていた。
日本政府は,欧米諸国との連携と,アジアにおけるポジションの奪還のため,国民投票を経て,英語を第2公用語とし,ビザなし入国対象国の拡大,ホワイト国との間の移住の自由化を実施。以後,学校教育,各種メディアなどを通し,英語を日常的に使用するように誘導。言葉の壁を取り払い,日本国内外の人的交流の活性化を推進してきた。
一方,音声認識,音声合成,多言語間自動翻訳,人間の顔認識技術などのソフトウェア技術,国際間の犯罪者データベースネットワーク,全地球GPSネットワーク等のインフラ,片眼または両眼にかけるメガネ状の透明モニタ,超高速データ転送を可能にする青色レーザーを使用した光圧縮データ通信装置等のハードウェアが飛躍的な発展を遂げた。
2071年,政府は KBJ City をパイロット都市と制定し,高度に情報化された都市づくりとその効果の実証を10年にわたって重ねてきた。
それは,都市に住む人々の生活上の利便を飛躍的に向上させたが,都市に出入りする人々の行動を常に監視しており,防犯上の効果は証明されたものの,プライバシー上の問題を不満として,抗議行動を起こす団体も発生した。
政府は高度情報化システムの優位性を挙げ,表向きは話し合いによる説得を重ねていたが,秘密組織による抗議団体の壊滅作戦を実施に移そうとしていた。
その動きを察知した,とある抗議団体は,他の抗議団体や支援者とのネットワークを作って地下に潜り,システムへの侵入とハッキングの機会を待っていたが...